一流を育てるために!! 父親ができること

8歳、2年生のサッカー少年が、自分の思う道に、はばたくこと
そのために、父親は何ができるのか?

教えるか。教えないか

今までの記事は基本的な私の考え方をつらつらと
お話してきました。
ちょっと力が入りすぎでしたが
もう少し柔軟な心も一応持ち備えております
ここからは、もう少し力を抜いていきます


久保君と内村航平の違い


詳しく調べたわけではありませんが


久保君は大人を利用しながら教わって技術を磨き
内村は自分で考え続け、技術を磨いた



久保君は小学生でスペインへ
内村は小学生のころは、それほどでもなかったようですね
それなりではあったんでしょうが



おそらくこれは性格の差であってどちらが正しいわけでもない


でも、久保君
楽しみではあるのですが
ある、スペイン人の育成のプロが、
あの子は今のところ無理だって今年の春に言ってたのが気になります
視野が狭いって言ってました

スペインでは無理だって言うことなんだと思いますが


スカパーの解説者は絶賛してましたけどね




お子さんはどちらのタイプですか?


父親の矛盾(意思と覚悟)

他にも違った表現の仕方はあると思いますが
これに賛同してくれる方は多いはず。



しかし、意思と覚悟なんて親の願う通りになかなか持って
くれるもんじゃない


これをもってくれないから困ってるんだという人も多いはず



まず、子供にとって目指すものがサッカーではないのなら
無理な話



それは超えたとして、意思と覚悟を持つための方法を
教えなきゃいけないんだ
となってしまったら本末転倒ですよね


おそらくこんな考えを持つ父親というのは
幼少期から、ああしなさい、こうしなさい、これはだめだと
教え続けてきたはず
もしくはサッカーによって開花しちゃった人もいるかもしれない。




意思を持つ覚悟を持つ、そのための親の役割って
小さな日々の日常の中で、本人の決断を見守り続けること
終わりのない、地道な戦い
対子供の場合
何かすることより何もしないことのほうが難しいですからね


 



サッカーって人から教わるものじゃない
教わったとおりにやることでもない
そのアドバイスも利用して、自分の心でイメージしながら
自分で向上していくもの
その向上スピードは人がとやかく言うものでもない
目先にとらわれちゃいけない
休みたきゃ休めばいい
辞めたきゃやめればいい
本気でやりたいと思ったらやりなさい




そんな環境を作り続けることが父親の役割ではないでしょうかね?
その環境の中で生き残った選手のみが、次のステージに上がれる
結果サッカーでないのなら、培った意思と覚悟を生かして
自分の思うステージで高みを目指せばいいのです






意思と覚悟のある選手は、小学生じゃない、中高生になって開花する
私はそう思います
もう一つ、教育ではない、潜在能力の差でしょうね



子供の潜在能力を信じ続ける
これこそが、親にしかできないことだし
親がやり続けるべき唯一のことなのだと思います


それができて初めて、子供を見守るという本当の意味が
わかるのかもしれません

父親の矛盾(移籍)

ジュニア年代って、早ければ、強ければ、でかければ
球際が強ければ、比較的勝ち上がっていける世界
1学年の差の多くはその部分だと思う



チームのエースって移籍しません?
本人が物足りないのなら大いに結構
たいていは、父親が物足りなくなるんですよね。



強豪で揉まれるメリットもある
しかし、本当にすべきことは何なのか?
自分自身の向上意欲。
いろいろな場面をイメージして、
そこでのプレーをイメージする。
それを練習で試してみる
試合で試してみる。
心の余裕は必ず必要になるのです。
勝ちを求めた削りあいの中で、
創造する余裕などあるのだろうか。


エリートコース、Jのセレクション
たいていの指導者は、今の実力しか見ていません
今勝つためには、フィジカルで削りあうのが一番有効な
手段なのです


与えられたメンバーの中でどんなイメージをするか
これだって、十分向上するはずですよね

父親の矛盾(技術VS自主性)

スポーツって、どうしても運動神経は必要ですよね
高学年でボールが足に当たらないようであれば、無理でしょうね


じゃあ、高学年でどこまでの技術が無くては先が無いのだろうか?
県トレ? Jせれくしょん?



7歳からはじめたとして18歳まで12年ある。
はて、12年間一つのことを最大のモチベーションで思い続ける
ことができる人なんているんでしょうか。
いますよね。研究者は人生を掛けて一つの研究に取り組む。
スポーツ選手も昨日の自分を越えようと頭を使い、体を使い続ける
それだって、スランプがあったり、低迷期はあるのが当然ですが
その人たちの共通点って何なのか


それは、他人と比べるでもなく、人の評価でもなく、
自分自身と向き合える、自分自身の向上に焦点を当てられる人
本当の意味で楽しいって、そういうことなんだと思う
勝つのが楽しい人って、負けだすとつまらなくなるんですよね



そりゃ最低限の技術って必要ですよ。
子供って、大人が思う以上に
昨日を振り返る能力を持ってます
自分の得意なこと、苦手なことくらいわかってます
課題を乗り越えたとき、自信となって表情に出します。
それが無いのだとしたら、誰かがそれを奪ったのでは?
自分ではない 誰かの評価が基準なのだと思います


意思と覚悟さえあれば自分で楽しみながら乗り越えていくはずですよ

父親の矛盾(セレクション、トレセン)

中学受験をさせる親、いろいろな考えがあるのだろうけど
よく聞くのが、高校受験をさせないで済むという話
何の意図があるんだろう。あんま深い意味は無いんでしょうね
そりゃそうだよね。
彼らの目的は、立派な社会人にすること
人脈も広がるだろうし、いいと思いますよ



サッカーって、Jユースに上がってチーム1番の注目選手に
なってもプロになれるかすらわからない世界
そういう確率の世界


中学生本人がJユースを目指すのはいいと思う。
小学生本人がJrユースを目指すのはいいと思う



こんな確率論の世界で、Jのセレクションに受かることが
本当に夢に一歩近づいた証になるのか?
0.1%が0.2%になることが近づいたって事なのか?


それともただのステータスなのか?


Jを選ぶことはいいんです。
Jに入れとプレッシャーを与えること
それ以外の選択肢を与えないオーラ
それが、子供の意志と覚悟を奪っていく
エネルギーが奪われていく


どこを径由したって確率など変わらない
本人にどれだけの意思と覚悟があるかの問題


大義を忘れちゃいけない


と思う