一流を育てるために!! 父親ができること

8歳、2年生のサッカー少年が、自分の思う道に、はばたくこと
そのために、父親は何ができるのか?

引退を意識する

どんなレベルであれ、競技サッカーを引退するときは必ず来ます。


好きじゃない。楽しくない。のであればさっさとやめればいいと想いますが、



ここで議論したいのは、
自分のサッカーが通用しなくなったことによる引退




サッカーを楽しむために、技術は絶対に必要だと想う。
だから技術レベルを上げる努力は絶対に必要になる。


小学生のうちに技術のアドバンテージを作ることができれば
その分サッカー人生は長くすることができる。



ただ、どんなサッカー人生を送ろうとも必ず壁が来る


なんとなく宇佐美とか原口とかはプロになるまで壁がこなかったように見えますが
少なくともプロになってからは壁が訪れている。



現実問題。なんとなくサッカーやって、中高生のころその壁がきたから引退する
というパターンがほとんどなのではないかと私は疑っています。
技術は上げられる。でも、そのためのガソリンがなければ上がらないと想うのです


引退を決断する前に、その壁と対峙したときに何をしてきたのか
その壁を乗り越えるための意思と覚悟を持つために
父親に何ができるのか



技術論は指導者でも教えられる
精神論は父親にしか伝えられない


私はそう想っています



強制と自由

今回から教育指針のお話です


よく、しつけか自主性かなんて議論をされますが
子供を育てていく上で、100%強制することもなければ
100%自由を与えることもないわけで


人それぞれバランスが違ったり、場面が違ったりというだけのこと
なのだと想いますが。


うちの場合は、可能な限り自主性を重んじる教育をしてきました。


0歳児から、周りの大人が心配するほど、待ち続けるということを
してきました。



年長のころ
自分が一番楽しいと思うことを1つ探せ
それに全力を尽くせ


という話をして、それが、ちょうどよくサッカーだったようです



なので、宿題をしなくても、ゲームばっかりやっていても、小遣いを無駄遣い
しても、基本的には何もいわないことにしています。



とはいえ、サッカーに関することもほぼいいません。
モチベーションが底にきたら、モチベーションを上げるための工夫は
することもありますが、数ヶ月単位の感じでしょうか?
やはり、モチベーションが上がらないと技術も上がらないし
前向きに向き合わないと、成功も失敗も楽しめないと想うので
そのための工夫は親なりにしますが、責めたり、叱ったり
強制したりということは絶対にしないことにしています




引っ張るのではなく押す感じでしょうか




今のところの感想ですが
強制しないからわがままに育ったという印象もなく
自主性を重んじたから、周りの目を一切気にしないわけでもなく


でも、すべて自分の決断だから、ムラは人一倍あると想う。
サッカーでの浮き沈みを見ているのは親なりになかなかしんどいところもありますが
マニュアルで生きるよりよっぽどいいんじゃないだろうかと
個人的には想っています

教育指針(子供を理解する)

私がイメージしているのは40歳になったときの子供の姿


チャンスをチャンスと認識する力
邪念を持たずに掴みにいける力
掴み続けようとする力
掴んでいた前髪が抜け落ちてしまったときに、新たな前髪を探せる力


その力を持ち備えていてほしい
保険はいらない。




そのための、教育指針のお話です。
私がよく思うのが
一番大事な子供の性格がないがしろにされているのではないか
ということ


大抵の子育て本、あれは方法論であって
理念、指針に沿っているのか取捨選択しなければ害しかないと思う。


少年サッカー界も同じ。
ピッチ上の子供たちの姿、輝いてる子とうちの子を比べる。
その子にはその子のひととなりがあり
うちの子にもそれがある。


強気になる、弱気になる。
考える、考えない。
練習する、練習しない。


そんな目に見える景色の裏には、目に見えない心のドラマがある。
そのドラマは、子供の性格と、密接に関係している。
その性格を作り出した親の関わり方も大いに影響がある。


自主性が無いんだよね。
何も考えてないんだよね
練習しないんだよね。


そんな目に見える景色に浸る前に、
どうしたら違う景色が見れるのかを考える前に


心のドラマをしっかり読み解くこと
それが無ければ教育指針なんて生まれないし
更新もできない


理念(その2)



実のところ、私はある成功者を取り上げて、それを理由にするのは好きではありません
人の真似ってほんとに意味ないから
ただ、大いに参考になると思うので取り上げたいと思います



Wカップで優勝します。
その言葉を本田が口にしたとき
皆さんはどう思いましたか?


私は、これこそが男の目指すべき生き様だと思います。



たいていの場合、目標を立てるとき、確率を考えませんか?
あのときの本田は確率など考えていないはず
絶対にこうなると思った時は、もしならなかったときのことなど
考えていない。
目標を達成するために、今のじぶんを理解し
何をするべきかのことしか考えていない
そのために全力を尽くすことしか考えていない


結果そうはならなかったけど、本田にとってみれば
負けました。以上何も無いし
次のことしか考えていない。


何かを目指せば必ず失敗をする。
そしたらまた何かを目指す。
恐れずに目指す。
保険を掛けずに目指す


そんな生き様に、多くの日本人は惚れ込むのだと思います

理念

教育指針の前に、理念が無ければ指針は生まれないということで



男の幸せ。男の生き様。男のあるべき姿。
男の本心って、今日を無事に過ごせたら、安全に暮らせたら
安心して暮らせたら、なんて思ってる人なんていないはず。
と、私は信じているのです。


何かを成し遂げたい。と思う何かは必ずあるはずなのです。
と、私は信じているのです


日常的に、こうなりたい、これをしたいと思う瞬間は訪れているはず。
しかし、そこには必ずリスクがついてくる。
それを目指すために失うものがある。
そもそも人は、変化を恐れる動物。


そういう心理が
「だ・け・ど・な」という心理を生む。


最終的には家族のために、会社のためにといういい訳をする
それまでいくらでもそのチャンスはあったはずなのに
家族を守りながら、会社を守りながらでもできることは
必ずあるはずなのに
前髪をつかまない


前髪をつかんでつかみ続けられる人


次回はそんな人生を地で行くホンダのお話